2022年2月26日に宗谷岬を出発し、63日間、時間にして1500時間をかけて、総延長670km、累積標高差42600mにもなる雪が積もった分水嶺を、一気に単独横断し、4月29日に襟裳岬に至るという前人未到の偉業を成し遂げた超人がいる!
登山家の野村良太さんだ!
雪の積もったナイフの刃先のように尖った稜線は1つ間違えれば遥か下の谷底まで滑落する危険があったり、天候が悪くなれば吹雪になり、視界が全くなくなるホワイトアウトになり、遭難する可能性も非常に高くなる。
そんな過酷なことにチャレンジした野村良太さんとはどんな人なのか?
そして、なぜ彼がそんな過酷なことにチャレンジしたのかについても調べてみました。
野村良太さんの経歴
数々の素晴らしい経歴の持ち主ですが、彼の出身校(北野高校)は偏差値76
という大阪市内ランキング1位・全国ランキングでも11位という超難関校です。
大学でワンダーホーゲル部に入った理由は、『北海道らしいことをしてみたかったから』
そして、すぐに登山の魅力に取り付かれたようです。
そして2020年3月に受賞した北大えるむ賞とは、北海道大学の名誉を著しく高めた団体、または個人を表彰する制度です。
その理由としては、単独で積雪期の知床連山・日高山脈を単独無補給全山縦走を史上初めて達成したことです。
北海道横断に挑戦したきっかけ
今回の挑戦のきっかけとなったのは、登山家の志水哲也さんが1992年、今回と同じ分水嶺全山縦走を成し遂げた記録「果てしなき山稜」と出会った事。
しかし今回との最大の違いは全コースを12回に分けて縦走した事です。
そして、もう一人、志水さんよりもっと先に分水嶺を踏破した先駆者がいました。
工藤英一さんです。
彼の場合は縦走に17年をかけていました。
そして彼の著書「北の分水嶺を歩く」の言葉「『完全単独ワンシーズン』であれば、極地の単独歩行横断に匹敵する……。若き岳人に期待している」に刺激されたそうです。
と思ったそうです。
まとめ
この記事では、北海道を2つに分ける雪の積もった分水嶺を2ヶ月以上かけて連続単独縦走するという前人未到の大偉業を成し遂げた野村良太さんについて、彼の経歴及び今回の挑戦のきっかけについて調べてみました。
今後のご活躍にも期待しています。
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